宮芝居2

  两岸的豆麦和河底的水草所发散出来的清香,夹杂在水气中扑面的吹来;月色便朦胧在这水气里。淡黑的起伏的连山,仿佛是踊跃的铁的兽脊似的,都远远的向船尾跑去了,但我却还以为船慢。他们换了四回手,渐望见依稀的赵庄,而且似乎听到歌吹了,还有几点火,料想便是戏台,但或者也许是渔火。

両岸の豆麦と河の水草は爽やかな香りを漂わせ、水の湿り気と混ざって顔にあたる。月の光はこの靄のなかに朧であった。薄墨に連なる山々の起伏はあたかも飛びかかろうとする獣の背にも似て、遠くから向かってきては舟の後ろに走り去って行った。それでも私には舟はまだ遅いと思えた。漕ぎ手が四度交代したころ、しだいに趙村がぼんやりと見えてきた。歌が聞こえたような気がしたし、灯りもみえた。きっと舞台だろう。でももしかすると漁火かも知れない。

  那声音大概是横笛,宛转,悠扬,使我的心也沉静,然而又自失起来,觉得要和他弥散在含着豆麦蕴藻之香的夜气里。

あの音色は横笛だろう、美しい抑揚は私の心を落ち着かせたが、また酔わせもした。その音色と共に豆麦と水草の匂いを含んだ夜の靄の中に溶け込んでしまいたいと思ったほどだった。

  那火接近了,果然是渔火;我才记得先前望见的也不是赵庄。那是正对船头的一丛松柏林,我去年也曾经去游玩过,还看见破的石马倒在地下,一个石羊蹲在草里呢。过了那林,船便弯进了叉港,于是赵庄便真在眼前了。

火は近づいてみると、はたして漁火だった。先程前方に見えたのは趙庄ではなかった事を私はやっと思い出した。舳先の真正面にあるのはヒノキ林だ。その前年に行ったことがあって、割れた石の馬が地面に転がり、石の羊が草に埋まっているのを見たのだったっけ。林を過ぎて舟が向きを変えて分岐点に進むと、今度こそ趙庄は目の前にあった。

  最惹眼的是屹立在庄外临河的空地上的一座戏台,模胡在远处的月夜中,和空间几乎分不出界限,我疑心画上见过的仙境,就在这里出现了。这时船走得更快,不多时,在台上显出人物来,红红绿绿的动,近台的河里一望乌黑的是看的人家的船篷。

  “近台没有什么空了,我们远远的看罢。”阿发说。

  这时船慢了,不久就到,果然近不得台旁,大家只能下了篙,比那正对戏台的神棚还要远。其实我们这白篷的航船,本也不愿意和乌篷的船在一处,而况没有空地呢……

最も目を惹くのは村外れの岸辺そばにそそり立つ舞台であった。月あかりのなか、遠くぼんやりとして輪郭はほとんど見分けがつかない。画で見たことがある仙界が此処に現れたのかと私は目を疑うようだった。舟は更に速さをまして、じきに舞台の人が見分けられた。赤や緑が動いている。舞台近くの河を見渡せば黒々と見物人の舟の帆でうまっていた。 

「舞台の近くは空きがないよ、遠くから見ようか。」 阿発が言った。

舟は速度を落とし、じきに着いたのだが、やはり舞台そばには近づけなくて、竿を下ろすしかなかった。舞台の反対側の神所よりなおも離れているが、実をいえば私たちの舟は白帆だし、もともと黒とま舟と一緒に居たくはなかったのだ。まして空いている場所もないのだから・・・

  在停船的匆忙中,看见台上有一个黑的长胡子的背上插着四张旗,捏着长枪,
和一群赤膊的人正打仗。双喜说,那就是有名的铁头老生,能连翻八十四个筋斗,
他日里亲自数过的。

舟を停泊する忙しさのなか、舞台は黒い長い髭の人が、背に四本の旗を差し、長い槍を持って、肌脱ぎの一群と戦うところだった。双喜は、あれが有名な鉄頭老生で、連続84回のとんぼ返りが出来るのだと言った。彼は昼間数えたのだった。

  我们便都挤在船头上看打仗,但那铁头老生却又并不翻筋斗,只有几个赤膊的人翻,翻了一阵,都进去了,接着走出一个小旦来,咿咿呀呀的唱。双喜说,“晚上看客少,铁头老生也懈了,谁肯显本领给白地看呢?”我相信这话对,因为其时台下已经不很有人,乡下人为了明天的工作,熬不得夜,早都睡觉去了,疏疏朗朗的站着的不过是几十个本村和邻村的闲汉。乌篷船里的那些土财主的家眷固然在,然而他们也不在乎看戏,多半是专到戏台下来吃糕饼水果和瓜子的。所以简直可以算白地。

私たちは舟の上でひしめき合って組み打ちを見た。しかし鉄頭老生はもうとんぼ返りはしなかった。肌脱ぎの数人だけが跳んでみせたが、ひとしきり見せると皆引っ込んでしまった。次に小旦が出てきてキーキー声で歌った。双喜は「夜は客が少ないから鉄頭老生は緩んでるんだ。空っぽの前で腕前を見せてやる者なんかいやしないだろ。」 と言った。本当だ、と私は思った。その時の舞台下にはもうあまり人がいなかったからだ。田舎の人は翌日仕事があるから夜更し出来ない、とっくに寝に帰っていた。ぽつんぽつんと立っているのは数十人の趙庄とその近村の暇な男たちだけだった。黒とま舟の田舎の金持ちの家族は確かにいたが、彼らも芝居はどうでもいいのであって、大半はもっぱら舞台下で菓子や果物や煎った種などを食べていた。だから全くの空地とも言えた。

  然而我的意思却也并不在乎看翻筋斗。我最愿意看的是一个人蒙了白布,两手在头上捧着一支棒似的蛇头的蛇精,其次是套了黄布衣跳老虎。但是等了许多时都不见,小旦虽然进去了,立刻又出来了一个很老的小生。我有些疲倦了,托桂生买豆浆去。他去了一刻,回来说,“没有。卖豆浆的聋子也回去了。日里倒有,我还喝了两碗呢。现在去舀一瓢水来给你喝罢。”

しかし私もとんぼ返りなどはどうでも良かった。一番見たかったのは白い布を被って両手を頭の上にあげ、蛇の頭がついた棒を捧げ持つ蛇の精であり、その次は黄布を被った跳ねる虎だった。しかし随分待っても出てこない。小旦は引っ込んだのに、すぐに老いぼれた小生が出てきた。私は少しくたびれてしまい、桂生が豆乳を買いに行ってもらった。彼は15分くらいで戻ってきて言った、「なかった。豆乳売りのツンボも帰っちゃったよ。昼間はいたんだけどね、ぼくは2杯も飲んだ。だから水を汲んできてあげるよ。」

  我不喝水,支撑着仍然看,也说不出见了些什么,只觉得戏子的脸都渐渐的有些稀奇了,那五官渐不明显,似乎融成一片的再没有什么高低。年纪小的几个多打呵欠了,大的也各管自己谈话。忽而一个红衫的小丑被绑在台柱子上,给一个花白胡子的用马鞭打起来了,大家才又振作精神的笑着看。在这一夜里,我以为这实在要算是最好的一折。

私は水は飲まずに我慢して見続けたが、何を見ているのか少しも分からなかった。ただ役者の顔がみんな段々と変になり目鼻がはっきりしない。まるで溶けてしまってのっぺらぼうになったかのようだった。小さな子たちはしきりに欠伸をし始め、大きい子たちは其々に話しをしていた。すると急に赤い衣装の道化が舞台の柱に縛られて、ゴマ塩髭の人に馬の鞭で打たれはじめた。そこでみんなまた頑張って笑いながら見た。この夜のなかで、これが最もいい一幕だと私は思った。

  然而老旦终于出台了。老旦本来是我所最怕的东西,尤其是怕他坐下了唱。这时候,看见大家也都很扫兴,才知道他们的意见是和我一致的。那老旦当初还只是踱来踱去的唱,后来竟在中间的一把交椅上坐下了。我很担心;双喜他们却就破口喃喃的骂。我忍耐的等着,许多工夫,只见那老旦将手一抬,我以为就要站起来了,不料他却又慢慢的放下在原地方,仍旧唱。全船里几个人不住的吁气,其余的也打起哈欠来。双喜终于熬不住了,说道,怕他会唱到天明还不完,还是我们走的好罢。大家立刻都赞成,和开船时候一样踊跃,三四人径奔船尾,拔了篙,点退几丈,回转船头,驾起橹,骂着老旦,又向那松柏林前进了。

 それから老旦がとうとう現れた。老旦は私が一番嫌いなものだった。とりわけ座ったまま歌うのが嫌いだった。この時、見物人はみなはがっかりしたので、みんなの意見だって私と同じなのだと分かった。その老旦は始めだけ行ったり来たりして歌ったが、その後は中央に椅子を置いてどっしりと腰を下ろした。私は不安になり、双喜たちも小声で悪態をついた。私は我慢していたが、だいぶ時間が経ってから、老旦が急に手を挙げたので、立ちあがるのだろうと思った。しかし、ゆっくりと手を下ろすと動かないでそのまま歌い続けた。仲間の幾人かはしきりにため息をつき、その他の者は欠伸し始めた。双喜はとうとう我慢できなくなって言った。夜が明けても終わらないかもしれない、もう帰ろう。みんなすぐ賛成し、出てきた時と同様に張り切った。
三、四人は直ぐ船尾に行って竿を取り、数尺下がって舟は向きを変えた。櫓を掛けて老旦を罵りながらヒノキ林に向かって進んだ。

  月还没有落,仿佛看戏也并不很久似的,而一离赵庄,月光又显得格外的皎洁。回望戏台在灯火光中,却又如初来未到时候一般,又漂渺得像一座仙山楼阁,满被红霞罩着了。吹到耳边来的又是横笛,很悠扬;我疑心老旦已经进去了,但也不好意思说再回去看。

月はまだ沈まず、あたかも芝居を見たのはそれほど長い時間ではなかったかのようだった。趙庄を離れると月は格別に冴え冴えと輝いていた。灯りの中の舞台を振り返ると、さきほどの到着時に見たのと同じに、ぼんやりと仙人の住む高楼のように浮かびあがり、すっぽりと紅の靄に包まれていた。耳に届くのはあの横笛の音色、高く低く流れてくる。先程の老旦はもう退場したのかと訝しく思ったが、戻ってまた見ようと言うのは決まりが悪かった。

  不多久,松柏林早在船后了,船行也并不慢,但周围的黑暗只是浓,可知已经到了深夜。他们一面议论着戏子,或骂,或笑,一面加紧的摇船。这一次船头的激水声更其响亮了,那航船,就像一条大白鱼背着一群孩子在浪花里蹿,连夜渔的几个老渔父,也停了艇子看着喝采起来。

暫くすると、ヒノキ林はとっくに通り過ぎて舟も決して遅くはないのだが、周囲の暗闇はただただ濃くてもう深夜なのだと知れた。少年たちは芝居の話をして貶したり笑ったりしながらも、力を込めて舟を漕いだ。今回、舳先に当たる水の音は更にはっきりと響き、船は大きな白い魚がその背に子供たちを乗せて、波しぶきの中を飛び跳ねているようであった。夜の漁をしている老漁師たちも小舟を止め面白がって囃したてた。

  离平桥村还有一里模样,船行却慢了,摇船的都说很疲乏,因为太用力,而且许久没有东西吃。这回想出来的是桂生,说是罗汉豆正旺相,柴火又现成,我们可以偷一点来煮吃。大家都赞成,立刻近岸停了船;岸上的田里,乌油油的都是结实的罗汉豆。

平橋村まではまだ500メートルもありそうなのに舟の速度が落ちた。漕ぎ手はみな疲れてしまったと言う。一生懸命漕いだし、夕食を食べてから大分時間も経っている。今回、思いついたのは桂生で、ソラマメがちょうど盛りだ、薪もあるしちょっと取ってきて煮て食べよう、と言いだした。みな賛成し、すぐに舟を岸につけた。川岸の畑で黒くつやつやしているのは全部が食べごろのソラマメだ。

  “阿阿,阿发,这边是你家的,这边是老六一家的,我们偷那一边的呢?”双喜先跳下去了,在岸上说。

  我们也都跳上岸。阿发一面跳,一面说道,“且慢,让我来看一看罢,”他于是往来的摸了一回,直起身来说道,“偷我们的罢,我们的大得多呢。”一声答应,大家便散开在阿发家的豆田里,各摘了一大捧,抛入船舱中。双喜以为再多偷,倘给阿发的娘知道是要哭骂的,于是各人便到六一公公的田里又各偷了一大捧。

「阿発、こっちはお前の家ので、こっちは六一爺さんちのだよな、どっちのを貰おうか?」 双喜が先に飛び降り岸の上から聞いた。

私たちも岸に上がる。阿発は駆けあがりながら言った。「ちょっと待って、見るから。」 彼は行ったり来たりして触ってみて、体を起して言った。「家のにしよう。家のの方がずっと大きい。」 皆は一声返事して阿発の家の畑に散り、それぞれが両手に山盛りをもいで舟中に投げ入れた。双喜はもっと取りたいと思ったが、もし阿発の母親が知ったら怒るだろう、そこで皆は六一爺さんの畑から又それぞれ両手一杯取ってきた。

  我们中间几个年长的仍然慢慢的摇着船,几个到后舱去生火,年幼的和我都剥豆。不久豆熟了,便任凭航船浮在水面上,都围起来用手撮着吃。吃完豆,又开船,一面洗器具,豆荚豆壳全抛在河水里,什么痕迹也没有了。双喜所虑的是用了八公公船上的盐和柴,这老头子很细心,一定要知道,会骂的。然而大家议论之后,归结是不怕。他如果骂,我们便要他归还去年在岸边拾去的一枝枯桕树,而且当面叫他“八癞子”。

私たちの内、年長の数人がゆっくりと舟を漕ぎ、数人が船尾で火を起こした。年少の者と私は豆を剥いた。程なくして豆は煮えたので、舟を水面に漂わせたまま、豆を取り囲み手でつまんで食べた。食べ終わると、また舟を出して、道具を洗い、豆の莢も殻も全部河に投げ捨てた。なんの痕跡も残っていない。双喜が気にしたのは八爺さんの舟にあった塩と薪を使った事だった。あの爺さんは注意深いからきっと気がついて怒るだろう。しかし皆であれこれ話して、怖くない事になった。もし怒ったら、去年岸辺から爺さんが拾っていったナンキンハゼの枯れ枝を返せと言って、「疥癬八」と呼んでやろうぜ。

  “都回来了!那里会错。我原说过写包票的!”双喜在船头上忽而大声的说。

  我向船头一望,前面已经是平桥。桥脚上站着一个人,却是我的母亲,双喜便是对伊说着话。我走出前舱去,船也就进了平桥了,停了船,我们纷纷都上岸。母亲颇有些生气,说是过了三更了,怎么回来得这样迟,但也就高兴了,笑着邀大家去吃炒米。

「帰って来たよ!大丈夫だったよ。そう言ったでしょう!」 双喜は舳先に立ち大声で言った。

私がそちらを見ると、前はもう平橋であった。橋の上に人が一人立っていた。母だった。双喜は母に言っていたのだった。私は舟倉から出ていき、舟も平橋に入る。 舟が止まると私たちは次々と岡に上がった。母はちょっと怒っていて、もう真夜中じゃないの、どうしてこんなに遅く帰るの、と言ったがすぐ機嫌を直し、微笑みながら煎り米を食べていきなさいと皆を誘った。
  
大家都说已经吃了点心,又渴睡,不如及早睡的好,各自回去了。

みんなは点心を食べたし、眠いし、早く寝た方がいいと言って帰っていった。


  第二天,我向午才起来,并没有听到什么关系八公公盐柴事件的纠葛,下午仍然去钓虾。

  “双喜,你们这班小鬼,昨天偷了我的豆了罢?又不肯好好的摘,蹋坏了不少。”我抬头看时,是六一公公棹着小船,卖了豆回来了,船肚里还有剩下的一堆豆。

  “是的。我们请客。我们当初还不要你的呢。你看,你把我的虾吓跑了!”双喜说。

  六一公公看见我,便停了楫,笑道,“请客?——这是应该的。”于是对我说,
“迅哥儿,昨天的戏可好么?”
  我点一点头,说道,“好。”
  “豆可中吃呢?”
  我又点一点头,说道,“很好。”


翌日、私は昼ごろにやっと起きた。八爺さんの塩や薪の悶着など何も聞かなかったので、午後はやはりエビを取りに行った。

「双喜、この鬼っ子どもめ、昨日俺の豆を盗んだろうが?気を付けて摘まないもんで畑が荒れたぞ。」 私が顔をあげて見ると六一爺さんが小舟を漕いでいる。豆売りからの帰りだ。舟にはまだ残った豆が一山あった。

「そうだよ。ご馳走したんだよ。始めは小父さんのなんか食べてやらない積りだったけどね。小父さん駄目だよ、エビを驚かせるから逃げちゃったじゃないか!」 双喜が言った。
六一爺さんは私を見ると櫂を止めて笑って言った、「ご馳走?----そりゃそうだ。」 そして私に言った、
「迅坊、夕べの芝居はどうだい、良かったか?」
私は頷き言った、「良かった。」
「豆は旨かったか?」
私はまた頷いて言った、「すごく美味しかった。」

  不料六一公公竟非常感激起来,将大拇指一翘,得意的说道,“这真是大市镇里出来的读过书的人才识货!我的豆种是粒粒挑选过的,乡下人不识好歹,还说我的豆比不上别人的呢。我今天也要送些给我们的姑奶奶尝尝去……”他于是打着楫子过去了。

なんとも意外な事に六一爺さんは非常に喜び、親指を立てて満足気に言った、「全く大きな街からきた学のあるもんこそ目が高いってもんだ。俺の種豆は一粒一粒選ってあるんだ。田舎の人間じゃ善し悪しが分からなくてな、他のやつのとは比べ物にならないとまで言ったりしてな。今日はお前のお母さんにも俺のを食べてもらおうか・・・・」 そして舟を漕いで行ってしまった。

  待到母亲叫我回去吃晚饭的时候,桌上便有一大碗煮熟了的罗汉豆,就是六一公公送给母亲和我吃的。听说他还对母亲极口夸奖我,说“小小年纪便有见识,将来一定要中状元。姑奶奶,你的福气是可以写包票的了。”但我吃了豆,却并没有昨夜的豆那么好。

母が帰ってきて晩ご飯になさいと呼びに来た時には、もう卓の上には煮えたソラマメがどんぶりいっぱいあった。六一爺さんが母と私が食べるようにくれたのだった。爺さんは母に口を極めて褒めたそうだ。「小さくても見識がある、将来はきっと状元になるだろうよ。あんたの幸せは折り紙つきだね。」 私は豆を食べたけれども、昨夜の豆のように美味しくはなかった。

  真的,一直到现在,我实在再没有吃到那夜似的好豆,——也不再看到那夜似的好戏了。

本当に、それからずっと今まで、私はあの夜の様な美味しい豆を食べたことがない、------あの夜のような素晴らしい芝居も見たことがない。
                             一九二二年十月。
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Commented by dangao41 at 2012-01-04 13:27
: 最惹眼的是屹立在庄外临河的空地上的一座戏台
最も目を惹くのは村外れの岸辺そばにそそり立つ舞台で会った
: 其实我们这白篷的航船,本也不愿意和乌篷的船在一处,而况没有空地呢……
実を言えば私たちのは白帆の定期船なので、本来なら黒とま舟と一緒に居たくなかったのだが、他に空いている場所がないなんて・・・
: 托桂生买豆浆去
桂生が豆乳を買いに行ってくれた
: 现在去舀一瓢水来给你喝罢
それだから水を汲んできてあげた  罢に注意
: 后来竟在中间的一把交椅上坐下了
その後は中央に折りたたみ椅子を置いてどっしり腰を下ろした
我们当初还不要你的呢。
始めは小父さんとこのは使わない積りだったけど
还不要のニュアンス
by dangao41 | 2012-01-02 08:31 | 魯迅 | Comments(1)