祝福8

镇上的人们也仍然叫她祥林嫂,但音调和先前很不同;也还和她
讲话,但笑容却冷冷的了。她全不理会那些事,只是直着眼睛,和大
家讲她自己日夜不忘的故事:
“我真傻,真的,”她说,“我单知道雪天是野兽在深山里没有
食吃,会到村里来;我不知道春天也会有。我一大早起来就开了门,
拿小篮盛了一篮豆,叫我们的阿毛坐在门槛上剥豆去。他是很听话的
孩子,我的话句句听;他就出去了。我就在屋后劈柴,淘米,米下了
锅,打算蒸豆。我叫,‘阿毛!’没有应。出去一看,只见豆撒得满
地,没有我们的阿毛了。各处去一向,都没有。我急了,央人去寻去。
直到下半天,几个人寻到山坳里,看见刺柴上挂着一只他的小鞋。大
家都说,完了,怕是遭了狼了;再进去;果然,他躺在草窠里,肚里
的五脏已经都给吃空了,可怜他手里还紧紧的捏着那只小篮呢。……
”她于是淌下眼泪来,声音也呜咽了。

町の人々はやはり祥林嫂と呼んだがその調子は以前と同じではなく、言葉を交わしはたが顔には冷笑を浮かべていた。彼女はそんな事には頓着せず、真っ直ぐ前を見つめて日夜忘れることのできない事件を皆に語った。
 「本当に馬鹿だった。雪の時期に山には獣の食べ物がなくて麓に来ることがあると知ってはいたけど、春にも出るとは知らなかった。起きてすぐに戸を開けて小さな笊に豆を盛って、阿毛に柵で皮をむくように言ったのさ。ほんとに良い子で私の言い付けを何でも聞いた。すぐ出て行ったよ。私は裏で薪を切り米を研いで鍋に入れた。豆を蒸そうと思って「阿毛!」って呼んだのさ。何の返事もない。出てみると豆は一面にまき散らされて子供ないないのさ。ほうぼう探したけど、何処にもいない。急いで人に頼んだよ。長いこと探して、谷間まで行った人たちが、あの子の小さな沓が柴に刺さっているのを見つけた。皆言ったよ、駄目だ、狼にやられたのじゃないかって。もう少し行ってみると、案の定あの子は草むらに横たわっていたよ。五臓はとっくに食われてお腹はぽっかりと空だった。可哀想に手にはあの小笊をしっかり握ってね・・・彼女はここで涙を流し嗚咽する。
  
这故事倒颇有效,男人听到这里,往往敛起笑容,没趣的走了开
去;女人们却不独宽恕了她似的,脸上立刻改换了鄙薄的神气,还要
陪出许多眼泪来。有些老女人没有在街头听到她的话,便特意寻来,
要听她这一段悲惨的故事。直到她说到呜咽,她们也就一齐流下那停
在眼角上的眼泪,叹息一番,满足的去了,一面还纷纷的评论着。
 
この物語には反応があった。男たちはここまで聞くと、往々にして苦笑を押えて面白くもないと立ち去ったが、女たちは祥林嫂のようにそれを大目に見るどころか、すぐさま軽蔑の面持で涙さえ流した。町で彼女の話を聞けなかった老女たちが、この悲惨な話を聞きにわざわざ訪ねて来ることもあった。嗚咽の所までくると、彼女らは一斉に溜まった涙をこぼしてため息をつき、満足してあれこれと取りざたしつつ立ち去った。

她就只是反复的向人说她悲惨的故事,常常引住了三五个人来听
她。但不久,大家也都听得纯熟了,便是最慈悲的念佛的老太太们,
眼里也再不见有一点泪的痕迹。后来全镇的人们几乎都能背诵她的话,
一听到就烦厌得头痛。
“我真傻,真的,”她开首说。
“是的,你是单知道雪天野兽在深山里没有食吃,才会到村里来
的。”他们立即打断她的话,走开去了。

 彼女は悲惨な話を繰り返し語り、いつも何人かが話を聞きにきていた。しかしじきに人々は聞きあきてしまい、誰より情けも信心も深い老女でさえ涙の痕跡も見せなくなった。その後、町の人たちは彼女の話を殆ど諳んじられるほどで、聞くのも煩わしく厭わしいとなった。
 「私が馬鹿だった、本当に馬鹿だった」と彼女は始める。
 「そうね、雪で獣は山に餌が無いって事だけしか知らなかったのだから。そうしたら村に下りて来る事だってあるね。」彼らは話を打ち切り離れて行った。

她张着口怔怔的站着,直着眼睛看他们,接着也就走了,似乎自
己也觉得没趣。但她还妄想,希图从别的事,如小篮,豆,别人的孩
子上,引出她的阿毛的故事来。倘一看见两三岁的小孩子,她就说: 
“唉唉,我们的阿毛如果还在,也就有这么大了……”

彼女は口を開けたまま呆然と立ちすくみ彼らを見ていたが、自分も詰らなく思ったらしく、やはり歩き出した。しかしまだ諦めず別の事柄で話を持ち出そうとした。例えば、小笊や豆やよその子供たちを引き合いに、彼女の阿毛を持ち出した。2,3歳の子供を見かければこう言った。「ああ、うちの阿毛が生きていたら、この位になっているわ・・・」 

孩子看见她的眼光就吃惊,牵着母亲的衣襟催她走。于是又只剩
下她一个,终于没趣的也走了,后来大家又都知道了她的脾气,只要
有孩子在眼前,便似笑非笑的先问她,道:
“祥林嫂,你们的阿毛如果还在,不是也就有这么大了么?”
 
子供はその視線に驚いて、母親の服を引っ張り促して行ってしまう。そこでやはり彼女は独り残され、がっかりして去る。人々は彼女のやり口が分かってからは、子供がそこに居さえすれば曖昧な笑いを浮かべて先に言った「祥林嫂、阿毛がまだ生きていたら、このくらいになったんじゃない?」

她未必知道她的悲哀经大家咀嚼赏鉴了许多天,早已成为渣滓,
只值得烦厌和唾弃;但从人们的笑影上,也仿佛觉得这又冷又尖,自
己再没有开口的必要了。她单是一瞥他们,并不回答一句话。
  
  人々が彼女の悲劇を暫くは味わい楽しんでも、すぐに残滓となり煩わしく唾棄すべき物となる事が彼女に分かっていたとは言えない。しかし人々の笑みの陰にある冷ややかな棘を感じたのだろう、もう口をきく事もなくなった。ただ彼らを一瞥しただけで一言も答えなくなった。
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Commented at 2011-09-13 22:12
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-10-05 16:39
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by dangao41 | 2011-09-07 15:35 | 魯迅 | Comments(2)