祝福7

但有一年的秋季,大约是得到祥林嫂好运的消息之后的又过了两
个新年,她竟又站在四叔家的堂前了。桌上放着一个荸荠式的圆篮,
檐下一个小铺盖。她仍然头上扎着白头绳,乌裙,蓝夹祆,月白背心,
脸色青黄,只是两颊上已经消失了血色,顺着眼,眼角上带些泪痕,
眼光也没有先前那样精神了。而且仍然是卫老婆子领着,显出慈悲模
样,絮絮的对四婶说:
  
しかし一年が過ぎた秋、祥林嫂の幸運を聞いてからほぼ二年経った正月、彼女は再び四叔の家にやって来たのであった。黒クワイの丸笊を台に置き、庇の下には薄い布団があった。彼女はやはり白布を頭に締め、黒いスカートに青い袷と白い上着で、顔色は悪く頬の色は失せていた。眼を見れば、以前のような活気は無く、涙の跡があった。やはり衛婆さんが一緒で哀れっぽくくどくどと泣きついた。

“……这实在是叫作‘天有不测风云’,她的男人是坚实人,谁
知道年纪青青,就会断送在伤寒上?本来已经好了的,吃了一碗冷饭,
复发了。幸亏有儿子;她又能做,打柴摘茶养蚕都来得,本来还可以
守着,谁知道那孩子又会给狼衔去的呢?春天快完了,村上倒反来了
狼,谁料到?现在她只剩了一个光身了。大伯来收屋,又赶她。她真
是走投无路了,只好来求老主人。好在她现在已经再没有什么牵挂,
太太家里又凄巧要换人,所以我就领她来。——我想,熟门熟路,比
生手实在好得多……。”
 
「…ほんとにこれこそ“天に不慮の風雲あり”で、亭主は丈夫だったから、若くして腸チフスで逝ってしまうなんて誰が思ったことか。とっくに治ってる筈だったのに、冷や飯を食べてぶり返したんです。幸いにも息子がいたし、この人も働ける。柴刈や茶摘みにお蚕とやっていける筈でした。子供が狼に食われちまうなど誰が知りましょう。春も終わるころ狼が村に現れるなど予想もしなかった事で。今じゃこれはたった独りぼっちです。親戚が来て家を取った上に追い出したんです。行くところがなくて以前のご主人にすがるしかないんです。もう面倒を起こすこともないでしょう。奥さんとこはちょうど人手が必要だし、それで連れてきました。----考えたんですが、勝手が分かっているから新米よりよっぽどいいって・・・」

“我真傻,真的,”祥林嫂抬起她没有神采的眼睛来,接着说。
“我单知道下雪的时候野兽在山坳里没有食吃,会到村里来;我不知
道春天也会有。我一清早起来就开了门,拿小篮盛了一篮豆,叫我们
的阿毛坐在门槛上剥豆去。他是很听话的,我的话句句听;他出去了。
我就在屋后劈柴,掏米,米下了锅,要蒸豆。我叫阿毛,没有应,出
去口看,只见豆撒得一地,没有我们的阿毛了。他是不到别家去玩的;
各处去一问,果然没有。我急了,央人出去寻。直到下半天,寻来寻
去寻到山坳里,看见刺柴上桂着一只他的小鞋。大家都说,糟了,怕
是遭了狼了。再进去;他果然躺在草窠里,肚里的五脏已经都给吃空
了,手上还紧紧的捏着那只小篮呢。……”她接着但是呜咽,说不出
成句的话来。
 
「あたしが馬鹿だったです、全く」祥林嫂はぼんやりした眼を上げると言った。雪の時期には獣は山に食べ物が無いから村に来ることもあるって知ってはいた。でも春にも来るなんて知らなかった。朝早く起きて直ぐ戸を開けて、小笊に豆を盛り、阿毛に柵に座って皮を剥くように言ったんです。よく言い付けを聞く子で、すぐ外に出た。あたしは裏で薪を切り、米を研いで鍋に入れて、豆を蒸そうと思って阿毛を呼んだが返事がない。出てみると豆が散らばっているだけであの子はいなかった。他所の家に遊びにでも行ったかと、聞いて回わったけどいなかった。急いで人を頼んで探してもらったんです。長いこと探して探して谷間まで行くと、あの子の小さな沓が枝に刺さってました。しまった、狼にやられたんじゃないかと皆が言って。もっと奥へ進むと、あの子が草むら横たわってました。五臓は食われて空っぽで、手にはまだ小笊をしっかり握って。……彼女は嗚咽で話が続けられなかった。

  四婶起刻还踌踌,待到听完她自己的话,眼圈就有些红了。她想
了一想,便教拿圆篮和铺盖到下房去。卫老婆子仿佛卸了一肩重相似
的嘘一口气,祥林嫂比初来时候神气舒畅些,不待指引,自己驯熟的
安放了铺盖。她从此又在鲁镇做女工了。
 大家仍然叫她祥林嫂。

四婶は少し迷っていたのだが、祥林嫂の話を聞き終われば、目もとは赤くなっていた。ちょっと考えてから、荷物と布団を部屋に入れるように指図した。衛婆さんは肩の荷を下ろしたようにほっと一息つき、祥林嫂も最初の時と比べれば緊張もなく、案内も待たずに勝手知った様子で布団を運び、再び鲁镇で働く事となった。
 彼女は相変らず祥林嫂と呼ばれた。

然而这一回,她的境遇却改变得非常大。上工之后的两三天,主
人们就觉得她手脚已没有先前一样灵活,记性也坏得多,死尸似的脸
上又整日没有笑影,四婶的口气上,已颇有些不满了。当她初到的时
候,四叔虽然照例皱过眉,但鉴于向来雇用女工之难,也就并不大反
对,只是暗暗地告诫四姑说,这种人虽然似乎很可怜,但是败坏风俗
的,用她帮忙还可以,祭祀时候可用不着她沾手,一切饭莱,只好自
已做,否则,不干不净,祖宗是不吃的。
 
しかし今度は、彼女の様子はすっかり変わっていた。働き出して数日で叔父たちは彼女が以前ほどきびきびしていなくて、物覚えも悪くなっていたのに気づいた。無表情な顔には一日中笑みの影すらなく、四婶は口ぶりに大いに不満を含ませた。彼女がやって来た時、四叔は例によって眉をしかめたが手伝い女を雇うのが難しい事を考えて、大して反対はしなかった。しかし陰で四姑にこう注意した。とても可哀想ではあるが、崩れてしまっている。働かせるのはよいとしても祭事の時は使うな。炊飯も自分の分だけさせる事、さもないと穢くてご先祖様に供えられない。

四叔家里最重大的事件是祭祀,祥林嫂先前最忙的时候也就是祭
祀,这回她却清闲了。桌子放在堂中央,系上桌帏,她还记得照旧的
去分配酒杯和筷子。
“祥林嫂,你放着罢!我来摆。”四婶慌忙的说。
她讪讪的缩了手,又去取烛台。
“祥林嫂,你放着罢!我来拿。”四婶又慌忙的说。
她转了几个圆圈,终于没有事情做,只得疑惑的走开。她在这一
天可做的事是不过坐在灶下烧火。
 
祭事は四叔家の最も大切な行事である。祥林嫂が以前いた頃、一番忙しくしたのは祭事であったが今回はすることがない。卓は部屋の中央に置かれ、布
で覆われている。彼女は前の事を覚えていて猪口や箸を用意しようとした。
 「祥林嫂、しなくていいわ。私がするから。」四婶は慌てて言った。
 彼女はきまり悪そうに手を引いて、蝋燭を取りに行った。
 「いいってば、私がするわ。」四婶がまた慌てて言う。祥林嫂はうろうろしていたが、とうとう何も出来ずに、訝しがりながらも出て行った。この日一日中、彼女は竈前に座り火を焚いていただけであった。
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by dangao41 | 2011-09-07 16:15 | 魯迅 | Comments(0)